メールマガジン

2016/1/01

<第65号>      平成28年1月1日発行

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■■■■■  全国医師連盟 メールマガジン  ■■■■■■■

■■ Mail Magazine from Japan Doctors League ■■■

           発行:全国医師連盟メールマガジン編集部

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  <第65号>      平成28年1月1日発行

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━━ INDEX ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

[1] ごあいさつ

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[2] 事故調ニュース

  事故調講演、承ります!

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[3] 代表理事の活動予定

  1月8日 四病協賀詞交歓会

  その他、たびたび上京します。

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[編集後記]

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 あけましておめでとうございます。

 全医連メールマガジン(第65号)をお届けします。今号も、最

近の全医連に関するさまざまな情報をお伝えします。ホームページ

や全医連SNS内に情報があるものなどは、リンクを張ってありま

す。では、どうぞ。

━━[1]━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

ごあいさつ

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 あけましておめでとうございます。代表理事の中島恒夫です。

昨年も皆様方には大変お世話になりました。数多くのお力添えを賜

れましたこと、御礼申し上げます。

 年が明けても難題の減らない状況が続きます。今後もさらなるお

力添えをよろしくお願い申し上げます。 (1)

医療事故調査制度について

 一昨年の改正医療法に、医療事故調査制度の見直しを本年

実施することが記されています。医療事故調査制度を悪用し、

その甘い汁を啜ろうと画策している数多くの輩が、既に暗躍

し始めています。

 「医療安全は未来への積み重ね学習」であることを改めて

主張し続ける必要があります。全医連としても、そのような

活動を続けていく予定です。 (2)

診療環境の改善策について

 最近は事故調活動ばかりで疎かにしていましたが、診療環

境が一向に改善しない現状も何とかしなければなりません。

過重労働の原因は医師不足だけではないはずです。とんでも

ない社労士の問題も報じられました。就業規則も見直した方

がいいですね。労働基準法に則った診療環境を整えるために

は、数多くの原因を全て解決しなければなりませんし、まだ

まだ時間がかかりますが、いくつかの問題だけでも手始めに

着手しませんか?

 個人的には、長時間連続労働の制限から何とかしたいです。 (3)

正しい医療情報の啓発

 皆様方からの個々の情報発信も大変有用です。癌に限らず、

様々な疾病で診療難民となってしまう方々が後を絶ちません。

多くも媒体を通じて、また、多くの方々との交流を通じて、

御発信いただければ幸いです。

━━[2]━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

事故調ニュース

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 医療事故調査・支援センターには、10月には20件、11月には

22件の報告があったとのことです。しかし、その多くが報告の必

要がない症例だったとことも徐々にわかってきました。かつてのモ

デル事業を盛んに実施してきた福岡県や愛知県などでは、集積に躍

起となっています。報告数が多いだろうと思われていた東京都は、

東京都医師会と大学病院の連携が大変良く機能しているようです。

 群馬大学での事故調査も、もはや泥沼状態です。医療安全のイロ

ハも知り得ない日本外科学会が50人もの委員を押し込んで導き出

す結論は、医学的「評価」というレッテル付けによる「過失認定」

だけでしょう。過失認定することで『人柱』を作り、あとは刑事裁

判、民事裁判、過失補償などどうぞご自由に、という流れを作り出

しています。

 そんな中で、静岡県では、自称『人権派弁護士』が率先して、研

修医を人柱にしかねない医療事故が発生しました。このような不毛

な行動をいつまで弁護士が続けるのか、法曹界としても注視してほ

しいと思います。

 これからも現場の「最終立会者」を生け贄にし続けることが目に

見えています。正しい事故調査手法について、代表理事の中島が講

演を承ります。日時が会えば、全国どこにでも伺います。講演費用

は、交通費、宿泊代で赤字にならない金額を設定していただければ

かまいません。どこかの団体の理事や、どこかの大学教授のように、

100万円もいただきません。

 お申し込み、御連絡は、全医連ホームページ(トップページ:

http://zennirenn.com)の右上にあります「お問い合わせ」でも

承ります。

 現場の医療従事者を生け贄にしないために、病院管理者が職員か

ら訴えられないために、真の医療安全のための実践的な内容をお話

しいたします。

━━[3]━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

代表理事の活動予定

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 1月8日 四病協賀詞交歓会

 1月18日 事故調ネット定例幹事会

 その他、たびたび上京します。 ・

医学部新設の件について ・

過労裁判の結審を受けて ・

その他

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編集後記

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 メールマガジン第65号をお届けしました。

 今年の診療報酬改訂では、財務省主導が目に見えるようになりま

した。医療を「無駄な出費」と考えている財務省に牛耳られている

ようでは、「医療のインフラ化」は到底望めそうにありません。

 現場への皺寄せも必至でしょう。医療現場からは、「できないこと

はできない!」と声に出すことも必要だと思います。

 全医連メールマガジンに「このような情報も載せてほしい」「こん

な情報があります」「こんな工夫をしてみたら?」などのご意見があ

りましたら、是非お寄せ下さい。

 最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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●全医連メールマガジン編集責任者:代表理事 中島恒夫

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全医連HP       http://zennirenn.com/

全医連メールアドレス info@zennirenn.com

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