勤務医の方へ

勤務医の方へ

勤務医の皆様へ

代表理事の中島恒夫です。

私は、日頃の診療環境の中で、一勤務医として感じてきた矛盾を改善すべく活動を続けています。

私自身は、診療以外に関して、あまりにも無関心で、無知でした。

かつて、私自身、過重労働から体を2回壊し入院をしました。

月100時間を超える時間外勤務の残業代を全額カットされたこともあります。

患者さんの為に、と思って診療行為にもかかわらず、逮捕、勾留された勤務医がいることを知り、憤りを感じました。福島県の大野病院事件と呼ばれる出来事ですが、人のために働く医師がこのような状態で、これからも働いて良いのだろうか?と思っていた頃、全国医師連盟が設立され、私も参加しました。

それから10年以上経過しましたが、勤務医の置かれている状況はあまり変わっていません。

社会資本である医療機関の就労環境の悪化は、医療崩壊、そして、医療消滅につながり、その地域が存続できなくなる大きな要因となりえます。医療機関の無い地域に住みたいという人はいないでしょう。医療従事者の就労環境をより良くすることは、その地域を存続させる大きな鍵となります。

地域を支えている医療従事者は、大切で、かけがえのない存在です。

自分1人が頑張ればいい、という考えは間違っています。

1人だけで頑張りすぎると、心身を壊します。

あなた1人が欠けることで、その地域の医療制度は瓦解しかねません。

仲間を増やし、仲間とともに地域医療を支え、互いに助け合えられる就労環境を作り上げることができれば、次世代が仲間として加わってくれます。そして、それが次の世代へと継がれます。

今のままの医療制度を次世代に引き継ぎたくはありません。

「自分さえ良ければそれで良い」という考え方を持つ人が、今はあまりにも多すぎます。

また、医療費は「負債」でしかないと考えている人が、あまりにも多すぎます。

本来、互助制度であるべき医療において、これらのような考え方は大きな妨げとなります。

次世代のための医療制度改革、それが全国医師連盟の願いです。私利私欲で活動する団体ではありません。より良い医療制度で次世代にバトンをお渡しできるよう、お力をいただければ幸いです。

皆様方のご参加を、全国医師連盟は心よりお待ちしています。

一般社団法人全国医師連盟 代表理事 中島恒夫

2020年6月