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■■■■■ 全国医師連盟 メールマガジン ■■■■■■■
■■ Mail Magazine from Japan Doctors League ■■■
発行:全国医師連盟メールマガジン編集部
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<第32号> 平成24年5月19日発行
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━━ INDEX ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
[1] 6月10日全医連集会は“多死社会へ”がテーマ
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[2] 任意団体全医連は解散し、法人への移行完了へ
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[3] 5月20日(日)有楽町で「ハーブ+医療」
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[4]“継続不可能な制度設計~医師の長時間勤務について”紹介
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[5] 執行理事会活動と運営委員会の会議報告
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[6] 会員の日記ピックアップ
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[編集後記]
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全国医師連盟の皆様、こんにちは。
雹が降ったり竜巻による被害が発生したりして、不安定な天候が
続きます。皆様の地域では、いかがでしょうか。
全医連メールマガジン5月号(第32号)をお届けします。今月
も、6月10日に行われる全医連の集会、懇親会のお知らせをはじ
めとして、全医連の活動と、全医連に関係のある情報をお伝えしま
す。
詳しい情報がネット上にあるものは、リンクを張っています。で
は、どうぞ。
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6月10日全医連集会は“多死社会へ”がテーマ
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●2012年6月10日(日)に、第5回全国医師連盟集会を開催
します。
○テーマ「大量死時代の終末期医療・看取りはどうあるべきか?」
—病院では死ねない時代の終末期介護&医療—
人生の最後をどう迎えますか?
そう遠くない将来、日本は超高齢社会を迎えます。そうなると、
当然のことながら亡くなる人の数も急増します。現在の予測では、
年間死亡者数約120万人が、2030年には165万人前後が毎
年死亡するようになると予測されています。これは「激動」といっ
ても良い変化です。この変化に今のままで対応できるでしょうか。
病院や介護施設を利用せざるを得ない人が増えます。利用できな
い人も激増するかもしれません。今の体制に少し手当てをしたぐら
いでは、とうてい追いつかないほど需要が増えることは、容易に予
測できます。
今から考えることは、決して早すぎません。私たちはどうしたら
よいのか、皆さんはどうしたいのか…
今回の全医連集会では、この問題について、今後予測される事態
を客観的に見据えることと、考えなければいけない問題を明らかに
すること、現在おこなわれている工夫を共有することなどで、少し
でも「日本の将来に役立つ」集会になればと準備を進めています。
この変化は、どの介護・医療現場にいても、またそのような現場
に身を置かない人にとっても、避けては通れない大きな問題だと考
えます。目の前に迫った「多死社会」の到来から目を逸らすことな
く、一緒に考えてみましょう。 http://zennirenn.com/news/2012/05/201210.html
○会場:主婦会館プラザ(四谷駅麹町口から2分)
http://www.plaza-f.or.jp/room_index.html
○日時:2012年6月10日 13:00〜16:00
○演者・これからの時代の終末期医療
平方 眞先生(愛和病院・居町往診クリニック)
・在宅医の立場から
林 恭弘先生(祐ホームクリニック)
・介護施設の立場から
志賀義致先生(株式会社エルピーダ代表取締役)
・病院勤務医の立場から
吉田明子先生(君津中央病院)
・国政の立場から
未定
○参加費:2000円
学生・研修医は無料です(身分証の御提示をお願いします)。
○17時から、懇親会も準備しています。時間の取れる方は、ぜひ
ご参加下さい。
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任意団体全医連は解散し、法人への移行完了へ
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●全国医師連盟は2008年の発足以来、任意団体として活動して
きました。しかし社会に向かって発言したり活動したりするには、
任意団体のままではなく法人格を持つべきとの結論に至り、具体的
な方針は昨年6月の総会で決定されました。
○2011年度は1年間かけて、任意団体から一般社団法人への移
行作業を続けてきました。移行作業は一部難航するものもありまし
たが、作業はほぼ完了しました。
○6月10日午前に行う全医連総会にて、法人化の経過の報告と承
認を行い、任意団体全国医師連盟は解散し、全国医師連盟の法人化
が完了することになります。
○全医連はこれからも、日本の医療が倒れてしまわないように、よ
り良い医療が提供できるように、できる活動を精一杯続けていきま
す。一般社団法人全国医師連盟を、今後ともどうぞよろしくお願い
いたします。
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5月20日(日)有楽町で「ハーブ+医療」
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●先月号でもお伝えしたとおり、全医連のやわらか企画「α+医療
プロジェクト」第3弾「ハーブ+医療」を、5月20日におこない
ます。
○日時:2012年5月20日(日)
15時30分~17時30分(15時開場)
○会場:有楽町電気ビル南館2F 株式会社リエイ.
本部&相談サロン
定員 25名
会費 2,000円
(終了後、有志による懇親会を予定しております)
○申込:下記アドレスに、氏名、所属、懇親会の参加有無を明記し
てご連絡ください。
MAIL:h.mizoguchi@ami-i.jp (担当:溝口)
○植物由来の成分とかいっぱい身近にあると思いますが、なかなか
気合を入れて勉強する機会がありません。 今回は、この道のスペ
シャリストに講演を頂きます。
(↓WEBページ:朝日新聞デジタル契約者のみ閲覧可能) http://digital.asahi.com/articles/TKY201203300587.html?id1=2&id2=cabcaddb
○ハーブは、私達が本来持っている自己治癒力と自己調整機能に働
きかけ、これを活性化してくれるそうです。現代社会の過剰なまで
のストレスによっておこる心身症や、生活習慣や食生活の乱れから
くる生活習慣病には、メディカルハーブが非常に有効だそうです。
○ハーブティとか美味しく飲むためにも、今回のテーマは非常に面
白いのではないかと思っております。ご参加いただいた方には、お
みやげもあるようです。
○ハーブは植物化学で解説できるため医療従事者には取り入れやす
い分野です。また医薬品の起源でもあり、アスピリンがホワイトウ
イロウ、またワーファリンがアルファルファから生れた歴史をもち
ます。今回、メディカルハーブの基本事項から実際の医療現場での
使用経験 をお話します。
○質問の時間もとっております。是非、いろいろと質問をしてみま
しょう! 多くの方のご参加を期待しております。
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“継続不可能な制度設計~医師の長時間勤務について”紹介
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●昨年の全医連総会・集会でも活発な発言をして下さった全医連会
員の坂根みち子氏の論文が、MRICから配信されました。論旨は
「日本の病院医療の多くは、滅私奉公の精神を持った医師の存在を
前提にしている。診療報酬の動きを見ると、厚生労働省はその構造
を開業医にも当てはめようとしているが、それは医師が普通の生活
を望んではいけないということになり、根本的に制度設計が間違っ
ている」(←メルマガ編集長が大いに意訳)ということです。
http://medg.jp/mt/2012/05/vol487.html
○ヒラリー・クリントンが「日本の医療は、医療従事者の聖職者さ
ながらの自己犠牲によって成り立っている」と表したのが、199
2年。しかし当時を振り返ると、中堅どころより上の医師には、今
より時間的余裕があるように見えました。個人の実感としては、急
性期病院では特に、この20年で病院医療の現場の大変さは、ます
ます過酷になっているように感じます。
○医療需要に対する医師の絶対数がOECD平均の3分の2ほどし
かいない日本では、医師の献身によって医療を支えることも必要で
すが、適切な需要分析と柔軟な思考により、医師が無理なく働き続
けることができる制度設計が、今後ますます重要になってきます。
ぜひご一読ください。
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執行理事会活動と運営委員会の会議報告
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<執行理事会の活動>
4月中旬〜5月中旬まで、執行理事会として以下のような活動を
おこないました。
○4月24日(火)Skype会議
・会計状況報告
・医療再生フォーラム21について
全医連とは独立してNPO化
次回9月30日「特定看護師」予定
・ホームページについて
・【α+医療】5月20日「ハーブ」
・法人パンフレット作製について
・資金不足をどうするか
・6月10日の総会について
・6月10日集会「終末期医療」
・医療事故調議論にどう対応するか
・任意団体全医連の解散手順
・運営委員会→理事会に名称変更
・メルマガについて
○5月8日(火)Skype会議
・会計状況報告(任意団体と一般社団法人)
・ホームページについて
任意団体のホームページをどうするか等
・任意団体全医連の解散手順
・6月10日総会の議案作成
・6月10日集会の構成と講師依頼状況
・【α+医療】5月20日で「ハーブ」
・事故調議論について
・京都府医師会安達副会長の発言について
・メールマガジンについて
など
<運営委員会の活動>
●運営委員会では、以下のような活動をおこないました。
○5月10日(木)Skype会議
・任意団体から一般社団法人への移行作業について
・総会に出席できない正会員の委任状について
・集会の演者について
・集会の録音録画、中継について
・集会の入場料について
・【α+医療】第3弾について
・次回運営委員会は6月7日
・役員の定年について
など
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会員の日記ピックアップ
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●全国医師連盟はSNS(ソーシャル・ネットワーク・サービス=
インターネット上で情報共有や連絡ができる仕組みの一つ)を、会
員同士をつなぐツールとして使用しています。SNSには「日記」
機能があり、さまざまな日記が書かれています。
会員向けメールマガジンでは、面白い日記や多くの人に読んでも
らいたい日記をメールマガジン編集部員が随時ピックアップして、
SNS内の日記に直接リンクを張って紹介しています。
○5月号のメールマガジンでは、4月〜5月中旬の日記から、次の
ような話題をピックアップしました。
・公立旭総合病院救急受け入れ制限
・練馬光が丘病院問題
・開業医応召義務違反訴訟の判決文
・骨盤骨折診断できず賠償求める判決
・救急で経験した症例の検討
・転勤して今までとの違いに戸惑ったこと
・専門的医療は集約化が必要と実感したこと
・ERCP後の膵炎回避にインドメタシン
・女性外科医の65%「将来展望が描けない」
・民主党のマニフェストを振り返る
・小沢一郎氏の指定弁護士による控訴
・全医連は今後何をすべきか
・車の買い換え
・自宅サーバー構築記
など
他にもいろいろと、毎月面白い話題や役立つ内容、多くの人に考
えてほしい問題提起など、たくさんの日記が書かれています。会員
向けメールマガジンでは、編集長のひと言コメントと日記への直接
リンクを掲載しているため、ワンクリックでその日記にアクセスで
き、コメントも書き込めます。
興味を持たれた医師の方は、是非ご入会を(入会資格は、日本の
医師資格を持つ方に限らせていただいております。それ以外の方は
申しわけありません)
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編集後記
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メールマガジン第32号(2012年5月号)をお届けしました。
いかがだったでしょうか。
金環日食の日が近づいて来ました。5月21日月曜日の午前7時
半前後が最大の食で、日本の人口の70%が金環日食を見られると
報道されています。くれぐれも、太陽を直視しないようにしてくだ
さい。
これからの全医連も、この全医連メールマガジンも、世の中を良
くするために役立つものにしていければと思います。「このような
情報も載せてほしい」「こんな情報があります」「こんな工夫をし
てみたら?」などのご意見があれば、是非お寄せ下さい。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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●全医連メールマガジン編集責任者:hirakata 平方 眞
ご意見ご要望は、全医連ホームページの「お問い合せ」へどうぞ
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全医連ホームページ https://zennirenn.com/http://zennirenn.com/
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