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[ニュースリリース]10月6日の厚労省交渉を受け、記者会見を行いました。

 9月3日付で、全国医師連盟は「勤務医の就業環境の改善に関する厚生労働省への要請」を塩崎恭久厚生労働大臣に提出しました。
    http://zennirenn.com/news/2014/10/10-2.html

 これを受け、10月6日に厚労省交渉を行いました。
 その後の記者会見で、以下の声明文を発表しました。

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徹夜明けの医師が手術している現状を変えなくて良いのですか?


平成26年10月6日 
一般社団法人 全国医師連盟 代表理事
中島 恒夫

 本日、全国医師連盟は、厚労省に「勤務医の就業環境の改善に関する要請」を行いました。表題で、勤務医の就業環境の改善と謳っていますが、この要請は患者さんの医療安全に密接に関係します。

 医療機関での長年の慣行から、医師の労働の現状は、労働基準法をはじめとする長時間労働を制限する規制が実質的に機能していません。この状態に、医療の高度化と高齢社会の到来による医療需要の増大と訴訟リスクの上昇などが相まって、近年言われている「医療崩壊」が生じています。

 今回私たちは、別紙に挙げたように、以下の改善を要望いたしました。
【現行の労働法制を遵守すべき部分】    【制度設計の改善を要望する部分】
(1)適正な労務管理           (5)新たな長時間労働の制限の導入
(2)適法な宿日直許可          (6)管理者の産業医兼務禁止
(3)適切な三六協定の締結
(4)名ばかり管理職の撲滅

 特に、医師の長時間労働の制限に関しては、同じ顧客の命を預かる旅客運送業と比較して、有効な対策が取られていません。長時間労働を課す雇用主に対する罰則の規定は、労働基準法があるのみですが、これすら顧みられていません。このことが、当直明けの医師に通常勤務を強い、徹夜明けの手術などが常態として行われる原因になっています。医師の長時間労働は、医師の心身の健康を損なうだけでなく、医療安全を大きく毀損し、患者の安全を脅かす原因となっています。医療従事者の連続労働時間や勤務間インターバル、総労働時間を規制する法改正または立法が実現することが必要です。

 医師数が不足している現状では、勤務医の労働時間を制限することによって、立ち行かない医療機関も出現すると考えられます。しかし、医師が健康に活躍することが、一番の医療安全対策であると私たちは考えます。
 私たちは、患者さんのためにも、医師の労務環境が改善されることを求めます。

参考文献
1.医療を持続可能とするためには、勤務医の労務環境の改善が必須である。
  平成26年6月8日 全国医師連盟執行部
 http://zennirenn.com/opinion/2014/06/post-26.html
2.全医連提言2011:医療の質を担保しつつ持続可能な医療体制を実現するための4つの提言
  一般社団法人全国医師連盟 代表理事 中島恒夫、 理事会議長 太田信次
  http://zennirenn.com/opinion/2011/12/post-22.html
3. 〜21世紀前半、日本の医療が生き残る道〜
  持続可能な医療提供体制構築のために、急性期病院の集約化は避けられない
  一般社団法人 全国医師連盟
  http://zennirenn.com/opinion/2013/06/21.html

2014年10月06日 全国医師連盟

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